このショートフィルム https://youtu.be/ycCN3qTYVyo は感覚過敏がどのようなものかを教えてくれます。発達障がいを持つ人の中には、視覚、音、匂いなどの刺激を過多に捉えている人がいます。
この映像にあるように、物体や光が飛び跳ねているように見えている人がいるかもしれません。光が目に刺さるように感じている人がいるかもしれません。蛇口から水がポタポタ落ちる音、手の指や足でコツコツとリズムを取る音や時計の針がチクタクと動く音がハンマーで叩く音のように聞こえる人もいるかもしれません。サイレンの音が金切り声のように聞こえる人もいるかもしれません。図形や模様、壁紙の柄に目がくらんで歪むように感じている人がいるかもしれません。
私自身は匂いに敏感なのか、香水や過度の柔軟剤の匂いが苦手です。気分が悪くなってきます。新幹線など密閉された空間でお弁当を食べる人や香水をつけた人がいると、いろんな匂いで気分が悪くなります。牛乳の臭みも苦手なので飲みません。また、何か集中して作業している時に、貧乏ゆすりをする人が近くにいると気になってしまいます。スーパーのレジでお会計をしている時に、後ろに並んでいる人が待ちきれないのか距離を詰めて近寄ってくるのも嫌です。
人の感覚は自分では体感できないものなので、なかなか共感しづらいものです。
日本は異質なものに対する寛容性が低いので、窮屈だなと感じることがよくあります。私は欧米のように自分の感覚に合わせてカスタマイズするので、例えばハンバーガー屋さんで注文するのに「ピクルスとオニオンはカットしてください。ナゲットのソースを一つ余分にください。お金は払うので。ポテトにケチャップつけて食べたいので、ケチャップも一つ買います。」など細かくオーダーメイドします。が、一緒にいる人には驚かれます。
いろいろな場所で合理的配慮が義務付けられている昨今ですが、学校では感覚の違いへの理解がまだまだ足りないように思います。感覚過敏を始め発達障がいへの理解が広まり、子どもたちが学校で心健やかに過ごせることを願います。
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