中学校入学後、英語の読み書きでつまずく子ども達が割といます。文字と音声が結びついておらず、単語をどう読めばいいのか、逆に発音できてもどういうスペルだったか書きおこすことができません。高校で教員をしていた時は、「この子たちは中学校でどんな英語の授業を受けてきたのだろう」と不思議でした。 しかし中学校で働いてみてわかったのですが、小・中学校の先生は授業でフォニックス指導をしません(個人的に実施している先生もいますが)。さらりとアルファベットを「エイ、ビー、シー」読みで教えるだけです。もちろん発音記号なんか教えません。それどころか英語の辞書を全員に購入させることもなく、どうしても授業中必要な時だけ学校で貸すのが当たり前だと知り驚きました。 さて、A(a)には「エイ」という読み方しかないと思っている子どもには、「apple」のaの読みが「エイ」ではないことは不思議でしょうが、何となく覚えていくしかなくなります。全ての膨大な英単語を丸暗記していく無意味な作業には、すぐに限界が訪れます。 学習障害の子は音声と文字が結びつきにくく、大抵小学校の時からひらがなや漢字の読み書きでも苦労しているはずです。そこで英語ではまず、文字と音声を結びつけるためのフォニックスを学ぶことは有効だと思います。聞く力の弱い、音の弁別が弱い子供は、こんなアプリで勉強してみてはどうでしょうか。
*Starfall ABCs スターフォール エイビースィーズ (https://www.starfall.com)
幼児向け / 無料 *Montessori Crosswords モンテッソーリ クロスワード
音韻認識の弱さから読み書きが苦手な子には向いています。試してみてください。
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